SMART VISION QUEST 2023のテーマ「IT×自動車」のヒントになる「MaaS」についてご紹介します。
「MaaS(Mobility as a Service)」とは、「移動」を「サービス」として提供する新しいコンセプトです。具体的には、公共交通機関、タクシー、レンタカー、自転車シェアリングなどのさまざまな移動手段を一つのプラットフォームで統合し、それらをスムーズに利用できるようにするものです。
MaaSは自動運転技術や電気自動車(EV)などの新しいテクノロジーによって生み出された概念です。
例えば自動運転技術が発達すれば我々は自動車の中で運転をせず、仕事をしたり映画を見ることもできます。環境にも優しい電気自動車は蓄電池としての機能を持ち、災害時のライフラインとして機能します。
これまで、自動車は「所有する」ことを前提に、所有欲を満たす製品づくりが求められてきました。しかしシェアリングエコノミーが普及し、「所有からシェア」という考え方が自動車にも広がってきています。
このように、自動車を製品としての魅力で訴求するのではなく「サービス」としてビジネス展開をしていくことを「MaaS」と呼ぶのです。
「MaaS」という切り口で、自由な発想で新しいサービスを考えてみてください。